第1回 ルミネで初単独!
石山 ルミネの支配人に声をかけられて。あんな大きいキャパでやったことがないから挑戦です。最初は“お客さん、入らへんのちゃうか”って思いました。
藤田 動員は毎回、切実ですね(笑)。
石山 僕らの単独はお客さんが入らないで有名なんですよ。特に大阪は。で、去年の11月によしもと幕張イオンモール劇場で初めて単独させてもらって、100人入ったら御の字っていう状況の中、前売りで140枚売れて。当日も入って、結果180~190人の方が来てくれたんです。
藤田 前売り140枚の時点で、大阪の需要の10倍だったんです。
石山 ルミネでやるとなったら、立地条件も考えると前売りで200枚ぐらい行くのではと。残りの250枚をどう宣伝するか、ですね。
――ルミネでは長短含め15本以上のネタをされるそうですね。今は“ダンソン”のイメージが強いと思うのですが…?
藤田 実は11月の幕張のときの方がそのイメージが大きかったと思うんです。
石山 10月に『キングオブコント』の決勝があって、その直後だったので。“ダンソン、ダンソン”言われるピークでやったんですよ。でも、幕張では “ダンソン”は最後にちょっとやっただけで、がっちりやってないんです。お客さんは“ダンソン”を目当てに来てくださってたけど、別のネタをして。それでもちゃんと拍手笑いを取って終わったんです。で、最後に子どもたちに“ニーブラ”(藤田扮する獣を仕留める行為)をする参加型のコーナーをやって。
藤田 子どもたちも被り物をかぶって。それは盛り上がりました。
石山 アンケートでも書いてくれるんですよ。「 “ダンソン”だけやと思ってました」「“ダンソン”以外のネタを初めて観ました」って。でも“ダンソン”は、2年前にできたときに何度かやったぐらい。その後は“ダンソン”以外のネタをしてきて。そういうこともあって、ルミネの単独でも “ダンソン”以外のネタをすることにそんなに抵抗ないです。
――では、ルミネでは“ダンソン”は…?
石山 今回はやろうと思ってます! ただ、ネットでも観られるような普通の“ダンソン”は見せない。違う“ダンソン”を観てもらえたらと思ってます!