ケータイよしもと

よみもの

ロングインタビュー

第1回「1年前から起こったBKB人気」


――最近、メディア露出すごくありません?

BKB いやー、みなさんが言うほどじゃないんですよ。テレビはでかい仕事があって、しばらく空いて、またしばらくしてポンッというペースなんで、そんなに出てないんですけどねえ。

――東京のお笑いファンとしては、「TKF大祭り」でトリを務めたと聞いた1年前、「大阪ですごいことが起きてるな」と思ってたんです(笑)。


BKB あれはたむらけんじさんの親心、遊び心ですね。あの頃なんて、お笑い好きしか知らない認知度でしたから……。たむけんさんとは懇意にさせてもらっていて、飲みの席で、「TKF祭り、最後はアホみたいな感じにしたいな」と言ってはったんで、「最後は僕のBKBからのヒィーア!で終わらせてください!」「それオモロいなー」とノリで話していて、いざフタを開けたら、ほんま実現してビビりましたね(笑)。

――すごいメンツですもんね。

BKB それこそさんまさんもナイナイさんも、上の先輩ほとんど来てましたし。

――プレッシャーでした?

BKB さんまさんの後に出て、「誰が締めてんねん!」という茶番になるとは思ってたんで、そこまでのプレッシャーはなかったですね。それとあの日、前日の若手勝ち抜き戦で勝ち抜いて舞台に立てたり、つんくさんのものまねする出番があったり、たまたまメインステージに出る機会が多かったんですよ。だから僕のこと知らん人も、朝から見て徐々にBKBに馴染んでのトリだったから、むっちゃホームになってたんで。最後さんまさんがはけて僕が残った時、初めて聞きましたね、僕があおる前からのBKBコール(笑)。


――できあがってましたね。

BKB あの頃ぐらいからほんまいい感じに流れがあって、みなさんのおかげで今やってます。

――そういえばこれも1年ぐらい前、ルミネで5upメンバーが出演するライブがあって、
BKBさんが一番ワッと盛り上がってたんですよ。それ見て「ああ、来てるんだな」と。

BKB 盛り上がるのは芸風なんでしょうね。人気というより、手拍子したり、一緒に楽しめる参加型なんで。お笑いというよりフェス感覚(笑)。

――人気とはとらえてないんですか。

BKB 難しいところですねえ。極地的には人気あるんです。好きな人はほんまに好きで、ムリな人はほんまにムリみたいな、温度差の激しい芸風だと思います。でも最初は嫌いやったけど、2回目3回目から慣れてきた、という声もよく聞くんで、中毒性もあるのかなと(笑)。まあ、マイナススタートの方が後々いいかなとは思ってますね。

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