第1回 賞レース絶好調。周囲の反応は?
安田 2つ獲ってるんですけど、噂が噂を呼んで3つ獲ったことになってます(笑)。
石井 優勝したのは2つです。上方漫才協会大賞の文芸部門は勝ち取ったというより、選んでもらったので。
――すいません。実は上方漫才協会大賞がどんな賞かよく分かってなくて・・・。
石井 僕らもまだよく分かってないんですよ(笑)。一年目やし、これからどんどん重みをつけいけたらいいなという賞ですよね。文芸部門はネタの内容とか構成とかが評価されたみたいで。
安田 あと日頃の行いですとか(笑)。コーディネート部門賞とれなかったのは悔しいですね(笑)。
――それが1月で、2月にはytv漫才新人賞ですか。
安田 受賞。大受賞です(笑)。今回が9年目なんで、ギリギリの参加・・・。
石井 まだもう一回いけるけれど。
安田 そんな状況の初タイトルだったんで、めちゃくちゃ嬉しかったですね。無冠の漫才師でしたから。無冠の帝王ではなく(笑)
――それまでは優勝はないんですか?
石井 本当にないですね。
安田 2年目にABCお笑いグランプリの新人賞がありましたけど、こういう大きいタイトルは初めてです。
石井 だからまあ親とか、いろんな人に孝行できたなとは思いました。
安田 賞自体も嬉しかったし、いろんな芸人さんからめっちゃメールが届いたのも嬉しかった。恥ずかしながら僕ら、誰かが優勝した時、そんなの送ったことないんですよ(笑)。「みんな、こんなに送るのか!」って。
石井 コロチキとかさ、会ったら「おめでとう」はもちろん言いましたけど、「メールはどうせみんなから届いてるやろうな。やめとこ」と思ってたら、来たら来たで嬉しい。やっとその気持ちが分かった。
安田 返信する時も、忙しくないのに忙しい感じだしたりして(笑)。
石井 ちょっと間を置いて。あと街の人も、ただ出ただけじゃなくて優勝したから「おめでとうございます」と声かけやすいみたいで。とにかくモテましたねえ・・・・・・。毎日のように連絡先を渡されて、山になりました。
安田 僕、その山に何回も躓きました(笑)。僕も一個だけ番号書いたファンレター来たんですよ。楽屋で「よっしゃーっ!」てよく見たら、一桁足りませんでした(笑)。そんなことある?
