ケータイよしもと

よみもの

ロングインタビュー

第1回「佐藤大が改名した理由を語る」


――最近のグランジさんといえば、年明け、大さんが改名されましたが。

 しましたね。五木ひろしさんって5回芸名を変えてるんですよ。売れるまで芸名変えて、売れた時が名前になるっていう本当かどうか分からない話を聞いて、確かに売れない芸名に固執してる意味が分からないなと。それで下絛幽太郎に変えたんです。長崎のボートレースで活躍する下條雄太郎選手が好きだったんで、それにかぶせてみました。


遠山 普通、そういうのってなくなった偉人の名前を受け継ぐもんでしょ。しかも許可もなく……。
五明 まあ名前は自由かもしれないけど。

――2人は改名を聞いて反対しなかったんですか?

遠山 ライブのエンディングでいきなり告知して、僕らも初めて知りましたからね。
五明 色紙にきれいな字で名前書いて発表されたら、「まあ、そうか」って。
 強行採決です。

――改名に反響はありました?

 ないですね。芸人の兄さんたちも挨拶いったところで、その名前に馴染みないじゃないですか。ライブ出ても大と呼ばれるし、俺もそこに否定がないんで、何やってるのか、よく分からないですよ。まあ、遊びです。あと当時、若手の中で改名ブームがありましてね。名前に点つけるとか。本名に戻すとか。それって僕の中で「中途半端じゃないか。男だったらどんと変えてみろ!」というのもあったんですよ。
五明 どんと変えて、こないだツイッター見たらひっそり佐藤大に変えてて笑いましたよ(笑)。


――元に戻ったのはどういう経緯で?

 「アメトーーク」の若手プレゼン大会の収録に参加したら、番組プロデューサーに「下絛幽太郎と呼ぶの面倒くさいから、佐藤大に戻してくれないか」と言われたんです。そこで僕としても二つ返事で……(笑)。
遠山 いやいやいや! その話聞いてショックだったんですよ。ポリシー持ってやってることだと思ったから。それが影響力ある方の一言で戻るのに、寂しい気持ちはありますね。
五明 僕らの知らないところで佐藤大が下絛幽太郎になって、僕らの知らないところで下絛幽太郎が佐藤大に戻ってるだけなんで(笑)。


 今回、名前を戻す行動こそが、五木ひろし理論なんだよ。
遠山 そもそも何があるの? 五木ひろしさんに対して(笑)。
五明 おまえが五木ひろしさんを尊敬してるとか聞いたことないし。
 俺としては佐藤大が芸名で、下絛幽太郎が本名という設定にしてます。
遠山 もう分からない! こじらせすぎていて(笑)。

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