ケータイよしもと

よみもの

ロングインタビュー

第1回「僕らは劇場に
こだわっています!」

――3月からスタートする新システムの「彩」トップ3、おめでとうございます。今回、「彩」メンバーを決めるライブ「ing」への意気込みはどうだったんですか。

じろう 決勝に残るのが60何組中の5組と聞かされていて、周りからは「おまえら、あるな」とは言われていたんですよ。でもまあ、ないだろうなとは思ってました。だから「やってやるぞ!」という意気込みはなかったです。

長谷川 周りも言ってるだけで、本当は思ってませんから。もうひとつ下のクラスの15組は狙ってましたけど、ライブ中も残る実感はなかったですよ。ウケてはいても、他もウケてたんで。

じろう 僕は残るかどうかより、コントで使う発注物が会場に届いてるのかどうかだけ気になってました(笑)。

――では決勝の5組に呼ばれた時は?

じろう あの時が一番驚きましたね。びっくりして喜ぶ時間なかったです。呼ばれないと思って後輩芸人と「おまえらあるぞ」とふざけてたら呼ばれたので、気まずくなった(笑)。

長谷川 俺も呼ばれるとは思ってなくて、一番後ろの出にくいところで先輩と喋ってました。

――会場のどよめきもさることながら、舞台の盛り上がりが尋常じゃなかったですよ。

長谷川 ジューシーズさん、ジャンポケ、エリヤンさんという流れだと、次はパンサー呼ばれて、後は誰だろうね?ですからね。まぁあれだけどよめいたのは、「おまえら、あるぞ」と言ってた芸人も本当に呼ばれるとは思ってなかったんでしょう(笑)。でもああいうお祭りごとにはいっさい陽の目を見ない芸人だったんで、他の芸人に勇気を与えましたね。

じろう 僕ら地下芸人の夢を背負ってますから。でも決勝で選ばれないと何の意味もないんで、5組選ばれた時は絶対3組に残ってやると思ってました。

長谷川 トップ3に残った時は嬉しいというより、いろんな大人たちに対して「ほれ見たことか」の気持ちが強かったですね。

――その後、環境も変わったんじゃないですか。

じろう それが……特別、仕事増えたりはしてないですね。

長谷川 3月になってみないと分からないところがあるんで。正直、変わらないですよ。

――でも最近、劇場で「シソンヌいいよね」という会話をよく聞きますよ。

長谷川 僕の勝手な認識では、4番手5番手ぐらいなんじゃないですかね。パンサーやジャンポケ好きという子に「他は?他は?」としつこく問い詰めたら出てくるぐらいの(笑)。一番最初に言うと恥ずかしい。あと年齢層も高いのかなと。ある程度酸いも甘いも知った人じゃないと、僕らをいいと言えないんじゃないですか。ただ人気はないけど、嫌われてる感じはしないですね。

――人気ないと言うわりには、単独のチケットは売れるじゃないですか。

じろう そうなんです。あいつらが普段どこに隠れてるのか知りたいんですよ(笑)。

長谷川 だから人に言うの恥ずかしいんだって。時々声かけてくれるお客さんが「友達も隠れシソンヌファンです!」って。もう「隠れ」と言っちゃってる(笑)。

じろう 出待ちもほぼいませんし。

――3月から変わるのでは?

長谷川 いや、変わらないでしょうね!(笑) 隠れシソンヌファンは単独の時来てくれれば、それでいいです!

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