第1回「「THE MANZAI」直前! 大会に賭ける意気込みは?」
――「THE MANZAI」の決勝を5日後に控えました。今の心境はどうですか。
たかし 今年も売れなかったんで、これで売れるしかないと思ってます。「時は来た」……。
斎藤 橋本真也?(笑) いや~楽しみでしかないですね。
――緊張やプレッシャーはないんですか?
斎藤 あまりないです。みんな「優勝候補じゃないけど、なんかするんじゃないか」ぐらいに思ってくれる気がしてるんで。
たかし 気は楽です。
斎藤 決勝決まってから、若手や先輩、近いところが喜んでくれましたしね。僕ら、いい意味で別の方向に行ってるんで、あまりライバル視されていないんです。
たかし いい意味で、相手にされてない(笑)。
斎藤 みんな焦らないというか、「よかったじゃん」って心から応援してもらってる気がします。
――参加するBブロックは、他が千鳥、NON STYLE、磁石の3組ですか。これはまた争いが激しいような。
斎藤 でも一番注目度が高い。僕らが出番順を選ぶ時、AのトップとBのトップが空いていたんで、Aを選んで番組のトップいってやろうかなと思ったんです。
――普通、トップ出番ってイヤがられるじゃないですか。
斎藤 それはライブに関してで、あれは一個の番組ですから、そこはいったろうと。だけど番組が5時半スタートじゃないですか。これは早くて見逃す人もいるかなと。
たかし 7時スタートだったら全然いってました。
斎藤 Bブロック強いし、ここに入ったら注目されるし、ワクワク感をあおれるなと思いまして。
――そもそも今年の大会に賭ける意気込みはどうだったんですか。
斎藤 賞レースに関しては、毎年順位を落としてない意識があったんですよ。たとえば結成一年目はM-1一回戦で落ちて、二年目が二回戦……と来て、去年の「THE MANZAI」がワイルドカードで23位。今年も落とさないだろうなと思ってたら、10位でしたから。今年は特に僕らが漫才やるキャラが世間的に浸透していないのがよかったんでしょうねえ。「チェケラッチョ、ハゲラッチョ」がほどよくレベルを下げてくれた。
たかし あの人たち、あれしかないと思われて、ハードルが下がってるんです(笑)。「どうせそれやるんだろ?」で漫才がちょっと面白かったら、評価されるんで。
斎藤 それがここに来て功を奏していますね。こないだどこかのスポーツ新聞で「THE MANZAI」の優勝者予想をしていて、お笑い詳しいという編集者が僕らに△つけてたんです。寸評を見たら「チェケハゲのラップネタ、本番であれだけやるのか?」。この人全然お笑い見てないなって(笑)。
――ちゃんと∞ホールに来ているのかと。
たかし 「チェケハゲ」で決勝来たと思われてるんですよ(笑)。テツandトモさんが“なんでだろう”で「M-1」の決勝行ったみたいな。
斎藤 でも、そのぐらいの人でも知らないというのが、僕らにとってプラスなんですけど。だから今年が勝負ですよね。来年はバレちゃうんで。