ケータイよしもと

よみもの

ロングインタビュー

第1回 「『THE MANZAI』を終えて」

――『THE MANZAI』お疲れ様でした。今年はどうでしたか。

斉藤 毎年、爪あと残してやろうと思いながらも、緊張して空回りして結果出なかったりで……。僕の体調次第というところがあるんですよ。そこがばっちりハマって、「よかったな」と思えた大会でしたね。
たかし 体調というより、テンションね。それを大会当日にしっかり持ってきた。
斉藤 テンション高ければいいわけじゃないんです。そこは結構デリケートでして。

――斉藤さんのテンションは日によって違うんですか?

斉藤 そうなんです。
たかし まるで女の子のような。
斉藤 女性ホルモンが多いから(笑)。
たかし 多かったらハゲないでしょ(笑)。

――テンションを上手に持っていく方法はあるんですか。

斉藤 これが舞台に出て第一声で自分でも分かるような感じなんです。僕、自分でもサービス精神が強いと思うんですよね。だから同じネタやってると、「このボケ知ってるんでしょ?」と勝手に考えちゃうし、お客さんの顔見て「あ、見たことあるな」と思うともうダメで。
たかし 声も小さくなるという。だからノッてるノッてないは第一声で分かりますね。営業に行ってお客さんが一緒の2ステージ目はノッてないです(笑)。

――気にする性格なんですね。

たかし ファンが少なくてよかったです(笑)。
斉藤 これだからファンが少ないという話もある(笑)。

――今回は優勝できるんじゃないか、という瞬間ありました?

斉藤 僕らのことを受け入れてくれるお客さんだったから、1本目終わった時点で、これはノリでいけるかな、とも思ったんですけど。僕ら、ネタの内容関係ないんですよ。
たかし 斉藤さん苦手な人だったら笑わない。
斉藤 僕のボケなんて「どーも!(手を上げて)手洗ってきました」程度なんです。それで笑いを取れるかどうか。活字にしたら全然面白くないじゃないですか。
たかし 普通の人がやったらウケませんからね。そもそもそれ言おうという発想がない。

――でもそれで笑いを取っているじゃないですか。

斉藤 だから……すごいんですよね(笑)。
たかし 最後自慢になっちゃった!


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