ケータイよしもと

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この若手にいろいろ訊く ラフレクラン

インタビュー

「西村、新TOP決定を理論で分析する」の巻

——8月24日(日)に行なわれた『彩〜irodori Summer Festival Final〜もう1組のTOP決定戦』で、新TOPの座を勝ち取ったラフレクラン。イベント終了直後は「気持ちがふわふわしていて実感がない」と話してましたが、数日経った今、実感は湧いてきましたか?

きょん 皆から“おめでとう”と声をかけられる分、しっかりしなきゃとは思うんですけど……僕はまだふわふわしてますね。(これまでのTOPである)ジャンポケさん、ニューヨークさんとのライブが増えていけば、自覚もどんどん芽生えてくるのかなと思います。けど、まだこれからって感じです。……相方はどうですか?
西村 いやいや、進行はインタビュアーさんがやってくれるから! 君の舵はどこに行くかわからん。地図を持ってないくせに、舵取るな!
きょん ははははは!


——(笑)。で、西村さんは?

西村 僕は実感しているというか。ちゃんと地に足を付けて、身近な取り組みから変えていこうと思ってますね。今まできちんとやっていたネタ合わせも、例えばルミネの出番と出番の空き時間とか、仕事と仕事の合間にも意欲的にやろうとか。
きょん その辺、サボっちゃったりするもんね。
西村 そういうアイドリングしちゃうような時間も、二人で意識高く。自分らの中で完成度が高いと思っているネタも、“もっと良くなるんじゃないか”っていう感じでブラッシュアップする作業をするようになったよね?
きょん うん、そうですよね?(と、西村とは逆の方向に話しかける)

——きょんさん……そっち、誰もいませんよ(笑)。

西村 ラフレクラン、トリオじゃないんだから! しかも“そうですよね”って敬語使ってるってことは、先輩じゃねーか!
きょん ふふふ、すみません。

——では、当日を振り返っていただきます。準決勝の出番順は抽選で、ラフレクランは大トリでした。

きょん 俺がくじを引いたんだよね? 強豪ばかりの中でのトリだったので、僕らがやる頃にはお客さんが疲れてるんじゃないかなと思ってたんです。けど、最初はお客さんも固かったので、大トリで良かったなと今は思ってます。トリを引いた僕のセンスですよね……。ちょっと、何笑ってるんですか!

——(笑)いや……それ、センスなのかなと思って。“運があった”ってことですよね。

きょん そうです。運です!
西村 すみません。彼、100単語くらいで生きてるので。

——準決勝のネタは、翌日に控えていた『THE MANZAI2014』の2回戦でやる予定の漫才だったんですよね。

きょん 準決勝のネタは、他でやれなかったので、『THE MANZAI』前にウケるところとウケないところの調整をしたくて。
西村 そうですね。本当にそれだけだったので、決勝に行くのはちょっと厳しいかなと思っていましたけど。
きょん 俺は全く行くと思ってなかった! 少しは思ってた?
西村 少しは。呼ばれるのであれば、3番手だろうなとは思ってました。

——その根拠は?

西村 お客さんが3票持ってるじゃないですか。で、作家さんや社員さんの審査員が5人いて、それぞれ持っているのは10点ずつで計50点。準決勝はこの50点を度外視しちゃっても、おそらく差は付かないんですよ。準決勝まで来ている芸人はどれだけひどいネタをやっても5点は取れていると考えて、どんだけ良かった人でも10点は取れないだろうと考えたら、差の間は3点ずつくらい。3点×5人で15点だから……。
きょん 考え方が固いよ!
西村 (笑)で、15点だったら、客票でくつがえせる。僕ら、普段のライブでは2〜3番目に面白いっていう感じの票の入れられ方なので、(決勝進出は)十分あり得ると思ったんですよね。

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