ケータイよしもと

よみもの

この若手にいろいろ訊く テゴネハンバーグ

インタビュー聞き手 フジジュン

第1回 「俺たちは漫才をやり続けるしかない!」の巻

――テゴネハンバーグ、彩レギュラーとして現在、人気急上昇中と聞いてますよ!

松村 いやいや! 僕ら1月の「彩~East Championship~」でやっとレギュラーに昇格出来て、3月からスタートしたばかりなので、まだまだこれからというところで。

――1ヶ月やってみての感想はいかがです?

松村 やっぱり面白い人らが多いですから、「何かせなアカン」と思って動いてるだけで、成長させてもらえてる感じはありますね。
弓場 満員の無限大ホールでやらせてもらえるのもすごくありがたくて。
松村 今まではひと月に一本くらいのライブで1分ネタをやって、手応えも分からないまま帰るみたいなこともあったんですけど。今は月4回は確実にライブがあるし、イベントでMCもやらせてもらえるようになって。
弓場 最下位になったら下のグループに戻らなくちゃいけないんで。上を目指さなきゃいけないってところで、やる気も出ますよね。


――3月から状況もガラッと変わった?


松村 変わりましたね! 3月23日に初の単独ライブもやらせてもらって、やっと「芸人です」と堂々と言えるようになったというか。単独に向けて準備をしている時、すごい追い込まれたしシンドかったけど、「上の人らとか、常にこうして追い込まれてはるんやろうな」って。今までの自分らの甘さが見えたんです。
弓場 お陰さまで単独は満席入ってもらって。
松村 漫才ばっかりやったんですけど、ネタも単独までになんとか間に合わせて。反省点は多々ありますけど、これは定期的にやっていかなアカンなと思いましたね。

――どんなに売れても、単独ライブをすごく大事にしてる芸人さんは多いですよね。

松村 特に僕ら、キャラクターがないので、ネタをたくさん作っていかんとダメで。弓場がダルビッシュ有にちょっと似てるから言うて、僕が紗栄子の格好してネタするみたいなこともしたんですけど、アレは違ったな?
弓場 自分たちで、「ちょっと違うな」と思いながらやってましたからね。

――ワハハ。そこで「俺たちは漫才を突き詰めていくしかない」と。

松村 そうですね。一生懸命、漫才やり続けたら、それはそれでひとつキャラなのかなと。

――なるほど。テゴネハンバーグは公式の情報が全然ないんですが、結成が2006年、再結成が2012年で合ってますか?

松村 はい。最初は高校生コンビで「M-1甲子園」に出演して、2人で大阪NSCに入って。
弓場 松村はNSC一本で入るんですけど、僕は親が歯医者で。「歯医者を継いでくれ」と言われて、大阪歯科大学とNSCの二足のわらじを履いていて。半年くらいは大学の授業に行きながら、NSCも通ってたんですけど。両立するのが難しくなってきて、自然消滅みたいな感じで解散してしまうんです。
松村 僕は「大学行きながらでも、続けられるなら続けよう」ってスタンスだったんですけど、「かなり頑張らないと難しい」と言われて。それもそうやなと思ってたんですけど、久しぶりに「ネタ合わせをしよう」って待ち合わせたら、テニス焼けした弓場が来て(笑)。「テニスサークルに入った」とか言うてるから、「これはアカンわ!」って。
弓場 テニスサークルでは、最終的にキャプテンになりましたからね(笑)。

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